卑屈ウジ虫ギョウ虫日記

外面が良く、朗らかで明るく楽しい子と周囲から評価される28歳アラサーウジ子。
しかしてその実態は、卑屈な考え方により脳内ウジ虫だらけの蟯虫野郎であった。
誰にも言えない卑屈な日々を綴る、そんな秘密のダイアリー。

人間失格

彼氏と別れたしばらく後に、学生時代気になっていた後輩と飲みに行く機会がありました。ウジ子です。


卒業後、遠い地で就職した彼がわざわざウジ子の地元に来てくれるとのことで柄にもなくときめきを感じざるを得ず、

当日の為に肌を休ませようと、しばらくスッピンで会社に出勤したことで、周囲に余計な気を遣わせたものです。


女性はスッピンということを察してくれますが、新卒の男の子なんかは『ウジ子さんなんか今日疲れてます?』と空気が凍るような疑問を投げかけてくるのでほんと困ります。

ウブなのねうふふ と軽く受け流し、笑顔で『大丈夫だよ!気を遣ってくれてありがとね!今の仕事やりがいあるから頑張らなきゃ♪』と言う完璧愛想を振りまいておきましたが、ゲロブススッピンの為、愛想の良さを見てくれる人はいませんでした。

『目の周りが黒いって言うんですかね?なんか窪んで見えますよ!』と追い討ちかけてくる後輩は生まれるところからやり直してこい。


とにかく、後輩と飲みに行ったわけです。

そしたら、後輩以外に別の後輩もいたわけです。会話は特に色気もなく、淡々と飲み会は終了。


しかしそれで終わらせたくなかったウジ子は宿無しの後輩を自宅に誘い、一晩を明かしました。何をしたかと言うと、徹夜でボードの人生ゲームしてました。株券独占しすぎて彼が切れて寝た時点で終わりましたが。


泥酔した後輩に『だからウジ子さんはダメなんすよ!計画性持ちすぎの女は可愛くないです!』と説教され、最初はゲーム上の話だったのに段々リアルに基づいた説教になってきて、最終的に『ほんと女磨いた方がいいっすよ、今のままじゃマジやばいです』と言われてしまいました。


一宿一飯の恩義とは何ぞや。

彼には教わることがまだまだありそうです。

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